溺れた人の命を救う 石垣市内の2人に消防から感謝状

海で溺れ意識を失った人の命を救ったとして、石垣市内に住む2人に消防から21日、感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、市内のホテルに勤めライフセーバーの資格を持つ木村純一さん(55)と、市内でマリンショップを経営する山本天さん(25)です。

木村さんはことし8月、勤め先のホテルのビーチで女の子が溺れているのを見つけて岸まで引き揚げ、救命措置を行いました。

また、山本さんはことし9月、市内の海岸で男の子が溺れて引き揚げられた場に居合わせ、心臓マッサージなどを行いました。

女の子と男の子は、いずれも呼吸や意識が戻り後遺症もないということです。

石垣市消防本部の新城剛消防長が「迅速かつ的確な対応は模範であり深く感謝します」などと述べ、2人に感謝状を手渡しました。

木村さんは「女の子が普通の生活に戻れたと聞いてよかったです。私もトレーニングを続けて海の安全を守っていきたいです」と話していました。

山本さんは「男の子が回復されたと聞いてほっとしました。海に入る時は周りの人が目を離さないことやライフジャケットの着用を呼びかけていきたいです」と話していました。