東村の沖縄ポッカ食品工場 老朽化などのため年内に閉鎖へ

製造業が少ないやんばる地域にある東村で長年、雇用を創出してきた飲料メーカーの工場が、老朽化などのため年内に閉鎖されることになりました。

閉鎖されることが決まったのは1990年に設立された東村平良にある「沖縄ポッカ食品」の工場で、ペットボトル入りのさんぴん茶やハイビスカスティーなどを製造しています。

関連会社の沖縄ポッカコーポレーションによりますと、工場の従業員はあわせて24人で名護市や大宜味村のほか、地元の東村からも5人ほどが通勤していて、全員の再就職を支援するとしています。

閉鎖の理由として建物や設備の老朽化のほか、3年ほど前から人材不足が深刻化し工場がフル稼働できていないことをあげています。

工場は年内に閉鎖されますが、さんぴん茶などは県内外の飲料工場に委託し、今後も製造・販売を続けていくということです。

沖縄ポッカコーポレーションの大嵩利典営業部販売課長は「東村の皆さんにはお世話になり感謝しかない。これからも、つつじ祭りやマラソン大会を支援するなど関わりを続けていきたい」と話していました。