竹富町 町民以外の訪問者から1回2000円の税徴収で検討

竹富町は将来にわたり持続可能な観光地として環境を整えていくため、新たな税として原則、町民以外の人が島を訪れる際に1回につき1人2000円を徴収する方向で検討を進めています。

人口4000人あまりの竹富町は西表島などがあり訪れる観光客は年間100万人にのぼっていてゴミの処理やWi−Fiの整備などに年間10億円を支出しています。

ただ、こうした行政サービスは町の財政を圧迫しており、将来にわたり持続可能な観光地として環境を整えていくため、町は使い道が限定されない新たな税の導入に向けて有識者などでつくる委員会を設置し検討を進めています。

その結果、原則、町民以外の人が島を訪れる際に1回につき1人2000円を徴収する方向で検討を進めていくことになりました。

一方で親の介護など町民の生活に欠かせない理由で訪問するケースもあることから委員会は、今後、減免する対象についても検討を進めることにしています。

関係者によりますと、介護などで年3回以上訪れる人には6000円を上限にする案などが浮上しているということです。

委員会は来年2月ごろをメドに最終案をとりまとめる方針で、これを受けて、町は、3月の町議会に条例案を提出し、来年度以降に新たな税の導入を目指すことにしています。