身体機能向上へ! 支援学校でデジタル活用のプログラム体験会

浦添市の特別支援学校でデジタル技術を活用して楽しみながら身体機能の向上につなげるプログラムの体験会が開かれました。

この体験会は、障害のある子どもたちの支援について学んでいる県立陽明高校の生徒と琉球リハビリテーション学院の学生が企画したもので、13日浦添市の大平特別支援学校で行われました。

使われたのは、教室の壁などに忍者や宝石などのイラストを映し出すとともに、参加者の体の動きをセンサーが読み取って、イラストが消えたり動いたりするゲーム形式のプログラムです。

参加した小学5年生の児童21人は、最初は初めての体験に戸惑う様子も見られましたが、高校生たちにサポートしてもらうと次第にこつをつかみ、手を伸ばしたり飛び跳ねたりして体を目いっぱい動かしながら楽しんでいました。

この体験会には、高校生たちと特別支援学校の子どもたちとの交流を深め、楽しみながら子どもたちの身体機能の向上につなげる狙いがあるということです。

参加した児童は「楽しかった。授業でもやってほしい」と話していました。

体験会を企画した1人で、県立陽明高校2年の呉屋朱音さんは「小児科のリハビリを専門とする作業療法士を目指しています。子どもたちが楽しんでもらうためにどうすればいいか考え、学べるいい経験になりました」と話していました。