沖縄 宮古島市が「脱炭素先行地域」 温室効果ガス実質ゼロに

宮古島市が温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする取り組みを先行して進める「脱炭素先行地域」にこのほど選ばれました。

環境省は自治体や民間団体などが共同で2030年度までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする取り組みを先行して進める地域を「脱炭素先行地域」として選定し、優先的に予算を配分する取り組みを進めています。

全国でおよそ100の地域を選定する予定で、4回目の今回、全国から12の地域が追加され、県内からは宮古島市が選ばれました。

宮古島市の来間島では2020年度から「マイクログリッド」と呼ばれる再生可能エネルギーを蓄電池にためて、地域に効率的に電力を供給する実証実験を行ってきました。

現在はこの実験の成果を生かして市内の下地地区や狩俣地区でも再生可能エネルギーを活用して区域内の電力をすべて賄おうとしています。

宮古島市の担当者は「市ではこれまでエネルギー施策に取り組んできていて、今回、このような形でその努力が認められ光栄に思う」と話していました。

県内では、「脱炭素先行地域」に去年11月、与那原町が選定されていて、宮古島市で2例目となります。