海兵隊員の飲酒がらみの事件で沖縄市が抗議 再発防止を要請

アメリカ海兵隊の隊員による飲酒がらみの事件について、沖縄市は、6日、海兵隊などに対して事件に抗議し再発防止を要請しました。

沖縄市によりますと市内ではアメリカ海兵隊の隊員による飲酒がらみの事件が相次いでいて、ことし8月、22歳の3等軍曹が飲食店でトイレの壁を殴って壊したとして逮捕されたほか、ことし9月には、22歳の伍長が民家が不法侵入したとして、先月には、21歳の伍長が警察官から職務質問を受けた際に顔を殴ってけがをさせたとして逮捕されています。

3人からはいずれもアルコールが検出されたということで、沖縄市は特に若い隊員に対する綱紀粛正などが徹底されていないとして、海兵隊や沖縄防衛局などに抗議するとともに、被害者への適切な対応や沖縄に配属される隊員に対する教育の徹底、実効性のある再発防止策をとるように求めています。

アメリカ兵による飲酒がらみの事件や事故では先月にも、嘉手納基地所属の兵士によるものについて沖縄市など基地周辺の3つの自治体がアメリカ空軍などに抗議や要請を行っています。