PFOS漏出問題で市民グループがマニュアル策定などを求める

県庁の地下駐車場からPFOSなどの有機フッ素化合物を含む泡消火剤が漏れ出した問題を受けて、6日、市民グループが県庁を訪れ、対応マニュアルを策定し市町村に周知や助言をすることなどを求める玉城知事宛ての文書を手渡しました。

県庁を訪れたのは市民グループ「宜野湾ちゅら水会」のメンバーで、県総務部の宮城力部長と面会しました。

この中で、ことし6月に県庁の地下駐車場で有害性が指摘されているPFOSなどの有機フッ素化合物を含む泡消火剤が漏れ出した問題について「初動における人為的ミスがあったことは明らかだ」と指摘しました。

その上で、県の対応の問題点を検証し今後の対応方針を県民に示すことを求める玉城知事宛ての文書を手渡しました。

それによりますと、PFOSなどが漏れ出たタンクについて水質調査を継続するとともにほかのタンクでも調査を実施することや、今回の事案を踏まえて漏れ出た際の対応マニュアルを策定し市町村に周知や助言をすることなどを求めています。

宮城部長は公表が遅れたことについて陳謝した上で「今回初動対応の遅れもあったので情報共有のあり方を定めたマニュアルを策定するなど効果的な対応を検討していく」と述べました。