沖縄の上半期観光客は420万人 コロナ禍前の8割まで回復

今年度の上半期に沖縄を訪れた観光客数は、およそ420万人とコロナ禍前のおよそ8割まで回復しました。

沖縄観光コンベンションビューローによりますと、ことし4月から9月末までの今年度の上半期に沖縄を訪れた国内外の観光客数は、およそ420万人で昨年度の上半期に比べて1.4倍に増加しました。

一方、コロナ禍前の2019年度の上半期と比べるとおよそ8割となっています。

これは国内から訪れた観光客数がコロナ禍前の水準を超えた一方、海外からの観光客数がコロナ禍前のおよそ3割にとどまっていることが影響しています。

その要因として、那覇空港で働く保安検査員や各航空会社の地上職員が不足し国際線の便数が回復していないことやクルーズ船の寄港回数が回復していないことをあげています。

沖縄観光コンベンションビューローは「中国本土からの観光需要が低下し、中国本土と結ぶ路線が運休していて課題となっている。また、人手不足が解消されない限り国際線の新しい路線や便数を増やすことは難しく、空港で働く人の雇用がどう改善されていくのか注視していきたい」とコメントしています。