秋の褒章 沖縄から8人が受章

ことしの「秋の褒章」の受章者が発表され、沖縄県では8人が受章することになりました。

このうち、長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」は、▽浦添市の土地家屋調査士、金城榮秀さん(72)、▽那覇市の建築会社社長、金城傑さん(68)、▽航空会社の役員で宜野湾市の香野俊之さん(57)、▽通関に関わる会社の社長で那覇市の新城英二さん(64)の4人です。

公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」は、いずれも保護司で、▽宮古島市の川満忍さん(74)、▽読谷村の玉城榮子さん(74)、▽那覇市の県卸売酒販組合会長、喜屋武善範さん(75)、▽那覇市の調停委員、当山恵子さん(70)の4人です。

刑務所や少年院を出た人の立ち直りを支援する保護司の活動を20年にわたり続けてきた玉城榮子さんは、「できるだけ早く手を差し伸べて救いたい、再犯をさせたくない、地域で子どもたちを見守っていきたいという思いを大切に活動してきた」と振り返りました。

そのうえで、「接していると優しいところや良いところも見えてくるし、自分が向き合ってきた子たちが再犯しなかったときは良かったなと、更生して頑張ってるんだなとやりがいも感じられる」と話していました。