尖閣諸島沖 領海侵入の中国海警局の船1隻出る 2隻は領海内

1日未明、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船3隻が日本の領海に侵入しましたが、このうち1隻は1日朝早く領海を出ました。
残り2隻はいまも領海で航行を続けていて、海上保安本部が領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、中国海警局の船3隻が、1日午前2時ごろから、日本の漁船2隻の動きにあわせるように相次いで領海に侵入しました。

そのうち1隻は午前5時すぎ魚釣島沖で領海を出ました。

残りの2隻はいまも領海内にいて、午前9時現在、魚釣島の西南西およそ19キロと南西およそ9キロをそれぞれ航行しているということで、海上保安本部は領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、先月16日以来でことしに入って27件目です。