キツネザルにおやつを与え動物保護を考える 名護市の動植物園

27日、11月の最終金曜日は「世界キツネザルの日」です。
名護市の動植物園では、キツネザルにバナナなどのおやつを与える体験を通して絶滅の危機にある動物の現状を考えてもらおうという催しが行われました。

11月の最終金曜日は、絶滅の危機にある野生のキツネザルの保護や生息地であるアフリカ・マダガスカル島などの環境保全について考えてもらおうと、保護に取り組む国際的な団体IUCN=国際自然保護連合が「世界キツネザルの日」と定めています。

これにあわせて、4種類18頭のキツネザルが飼育されている名護市の動植物園「ネオパークオキナワ」では、27日、キツネザルにおやつを与える体験会が行われました。

体験会では親子連れの観光客などが飼育員の説明を受けながらキツネザルにバナナやリンゴなどを与えると、おやつを手に取って食べる愛らしい姿に歓声をあげていました。

大阪から訪れた親子は「触れあえて楽しかったです。かわいいので絶滅すると困ります」と話していました。

ネオパークオキナワの仲辻知奈美さんは「おやつをやることで、キツネザルを身近に観察して魅力を感じてもらい、環境問題や絶滅についても考えてもらいたいです」と話していました。

この催しは、29日まで開かれています。