「全国空き家アドバイザー協議会」名護支部の設立総会 県内初

全国的に増加している空き家をめぐって不動産業者や司法書士などさまざまな専門家が、相続やトラブルなどに関するアドバイスを行う団体が名護市で発足しました。

25日は、名護市で「全国空き家アドバイザー協議会」の支部の設立総会が開かれ、関係者20人あまりが参加しました。

この協議会は、空き家の相続や活用などについてアドバイスを行うため、不動産業者や建築業者、それに司法書士などさまざまな専門家をメンバーとする団体で、沖縄県内では、今回初めて、名護支部が発足しました。

協議会の調べによりますと、平成30年の時点で名護市内には空き家が4900戸あまりあり、率にしておよそ15パーセントで増加傾向にあるということです。

総会では、空き家率が30パーセントを超えると地域の魅力にも影響を与えるといった指摘のほか、地域の活性化につながった空き家の利活用の事例などが紹介されました。

全国空き家アドバイザー協議会沖縄県名護支部の山入端学事務局長は、「空き家は、相続などさまざまな問題を抱えている。業者が連携することは、ワンストップですべての相談が可能となるメリットがあるので問い合わせて欲しい」と話していました。