沖縄 10月の景気判断「回復しつつある」2期連続引き上げ

沖縄の景気判断について沖縄総合事務局は、観光客が増加したことや「個人消費」が好調なことから2期連続で引き上げました。

沖縄総合事務局は3か月ごとに沖縄の景気の現状を取りまとめていて、25日、ことし10月の景気判断を発表しました。

それによりますと、旅行需要が高まり観光客が増加していることや「個人消費」が好調であることから、「緩やかに回復しつつある」から「回復しつつある」に判断を引き上げました。

引き上げは2期連続です。

項目別では▽「個人消費」は、物価高の影響はあるもののスーパーやデパートではお中元や観光の需要が好調で、新車の販売も半導体の供給不足が一服したことから前年を上回っていて、「緩やかに回復している」に判断を引き上げました。

▽また「観光」も、8月は台風6号の影響で観光客が減ったものの3か月間でみると前の年を上回っていることから、「回復しつつある」に判断を引き上げました。

今後の沖縄の景気について、沖縄総合事務局の村上勝彦財務部長は「人手不足がさらに深刻になる場合には企業の利益に影響が出る可能性があり、その動向について注視する必要がある」と指摘しています。