琉球エアーコミューター 警告灯点灯は部品の摩耗が一因か

22日、琉球エアーコミューターの機体が久米島空港に着陸しようとした際、揚力を発生させる装置の異常を示す警告灯が点灯したため那覇空港に引き返しました。
この機体では同様の事案が今月、ほかにも2件起きていて航空会社が詳しく調べたところ、部品の一部が摩耗していたことがわかり、会社はこの部品を交換した上で詳しい原因を調べています。

琉球エアーコミューターによりますと、5機運航しているボンバルディアDHC8ダッシュ400型機のうちの1機で、浮き上がる力、揚力を生み出す「フラップ」の異常を示す警告灯が着陸時に点灯し、引き返す事案が今月11日と12日、22日のあわせて3回起きたということです。

航空会社では最初の2回、引き返した際に点検などを行いましたが22日の3回目の事案を受けてさらに詳しく調べたところ、フラップを動かす部品の一部が摩耗し、警告灯が点灯する一因になっていたことが分かりました。

直ちに飛行に影響を及ぼすような深刻な不具合ではないということですが、航空会社は部品を交換した上で、詳しい原因を調べています。

琉球エアーコミューターは「ご心配とご迷惑をおかけし申し訳ない。テストフライトも行って安全が確認され今後の飛行に影響はないので、安心して利用してほしい」と話しています。