廃棄されるパイナップルの葉の繊維を有効活用する体験会

収穫後に廃棄されるパイナップルの葉から繊維を取り出して有効活用する作業の体験会が南風原町で開かれました。

この体験会は、環境学習などを開いている南風原町のエコセンターが開いたものです。

大宜見村に本社を置き、農作物を生産・加工する過程で捨てられる素材の活用に取り組む企業の秋山美紀さんが講師に招かれました。

秋山さんはまず衣料品の大量生産が環境に及ぼす影響は大きいとした上で、県内で収穫後に廃棄されるパイナップルの葉も繊維として有効活用できることを説明しました。

このあと参加者たちは、用意された60センチほどのパイナップルの葉の表面をへらで削り、葉の中にある細い繊維を少しずつ取り出していました。

参加した60代の女性は「パイナップルは美味しい食べ物と思っていたが、繊維が取れることをきょう初めて知った。もっと活用できたら良いなと思う」と話していました。

はえばるエコセンターの前田葉月さんは「エコと聞いて構える人が多いが楽しくゴミを減量できるイベントを企画しているので楽しみながら参加してほしい」と話していました。