ホテルで働く人が仕事の魅力伝えるセミナー 人手不足解消へ

ホテルで働く人が仕事の魅力を伝え、観光産業で続く人手不足の解消につなげようというセミナーが那覇市で開かれました。

コロナ禍をへて観光需要が回復する一方、観光産業で続く人手不足はより深刻になっていて、ハローワーク那覇はことし8月以降、ホテルで働く人が直接仕事の魅力を伝えるセミナーを毎月第3木曜日に開いています。

19日は、糸満市のホテルで働く2人が講師を務め、まず、ホテルの従業員たちが「さまざまな国の人と交流できるのが魅力だ」などと話す動画を流して、やりがいのある仕事だとアピールしました。

また、「ホテルの中にはフロント業務以外にもいろいろな仕事があり、仕事のデパートになっている。これまでの経験を生かせる面が必ずある」と話して、別の業種からの転職も十分に可能だと説明しました。

セミナーに参加した女性は「以前に接客業をやっていたので関心があって参加しました。ホテルの方から話を聞けたので、今度は実際にホテルに足を運んでみたい」と話していました。

ハローワーク那覇の嶺井律雄所長は「業界の説明をしても思うように伝わらないという課題があり、現場の生の声を聞いてもらおうと開催した。求職者が幅広い仕事探しができるように取り組みたい」と話していました。