那覇市議会の久高前議長が辞職願提出

那覇市議会の前の議長、久高友弘議員が、18日午前、議会事務局に辞職願を提出しました。
久高議員をめぐっては今月、政務活動費を不正に受給した疑いで警察に自宅の捜索を受けていました。

那覇市の議会事務局によりますと、18日午前9時ごろ、久高議員は代理人を通じて辞職願を提出したということです。

捜査関係者によりますと、久高議員は今月5日、政務活動費を不正に受給した疑いがあるとして警察に自宅の捜索を受けたということです。

市議会の各派の代表者会議では、20日、久高議員から直接説明を求める場を設置することを決めていました。

議会事務局によりますと、久高議員からは、17日、「これまでに受領した政務活動費192万円を返還する」という趣旨が書かれた書類が届いたということです。

辞職願を受理するかどうか判断する那覇市議会の野原議長はNHKの取材に対し、「久高議員から直接、話を聞いたうえで判断したい」と話しています。

久高議員は那覇市が所有する土地の所有権をめぐり、2年前の令和3年2月に那覇市議会の議長室で、土地の購入を希望する会社代表の男性や土地の所有権を主張する関係者の間で現金5000万円の受け渡しが行われたことを認め、ことし3月、議長を辞職していました。