沖縄へのクルーズ船の料理に県産品を 香港の運営会社と提携

クルーズ船の料理の食材に沖縄県の特産品を使用する取り組みがおよそ4年ぶりに再び始まり、17日、再開を祝う式典が行われました。

式典は、那覇港に入港したクルーズ船「リゾート・ワールド・ワン」で、JAおきなわや県、那覇市などの関係者40人が出席して行われました。

JAおきなわは、2018年にクルーズ船事業を行う香港の会社と船内の料理の食材として県の特産品を提供する覚書を交わしましたが、新型コロナの影響で休止になっていました。

式典では、はじめにクルーズ船運営会社の総裁を務めるマイケル・ゴー氏が「さまざまな地域から外国人観光客を沖縄に呼び込んで貢献したい」とあいさつしました。

続いて、JAおきなわの安谷屋行正理事が「県産の農畜産物の特徴と沖縄の食文化をクルーズ船を通して伝え、認知度の向上と消費の拡大につながることを期待する」と述べて食材提供の再開を祝いました。

この運営会社では、来月中旬から1か月間、香港と沖縄の間を行き来するクルーズ船などで、沖縄産の和牛を中心とした料理を提供するイベントなども開催するということです。