バス・タクシーの説明会 乗務員の仕事に興味を 沖縄 石垣

バスやタクシーの乗務員不足が深刻になる中、石垣市にあるハローワークで、乗務員の仕事に興味を持ってもらおうという説明会が開かれました。

石垣市では、国際クルーズ船の再開などで訪れる観光客の数が回復していますが、バスやタクシーの乗務員が不足していて、需要の増加に対応しきれない状況が起きています。

こうしたなか、バスやタクシーの仕事に興味を持ってもらい、乗務員の確保につなげようと、13日、「ハローワーク八重山」が説明会を開きました。

説明会では、まず、タクシー会社の代表が必要な免許や入社後の研修制度、それに働いた分だけ手当が上がる給与体系などについて説明しました。

続いて、地元のバス会社の担当者が、55台のバスに対して37人の乗務員しかおらず、観光バスや貸し切りバスの需要に対応できなくなっていて、乗務員の確保が急務だと呼びかけました。

参加した50代の男性は「いまはフリーですが、観光関連のタクシーやバスの事情が厳しいと聞いて参加しました。いろいろ参考になったので考えていこうと思います」と話していました。

また、20代の女性は「現在ホテルに勤務していますがタクシーの仕事が気になって参加しました。防犯面が気になりましたが、二重、三重に防犯対策が行われていると聞けてよかったです。時間を作り2種免許を取って転職できたらと思います」と話していました。

沖縄県ハイヤータクシー協会の伊良皆高司八重山支部長は「手応えはあったかなと思う。去年のセミナー後に乗務員になった方も多く、今回も非常に期待しています」と話しています。