琉球王朝絵巻行列 4年ぶりに選ばれた「国王・王妃」に認定証

首里城の祭りで琉球王国時代の儀式を再現する役割などを務める新たな国王役と王妃役が4年ぶりに選ばれ、12日、認定証が手渡されました。

新たに選ばれたのは、国王役が読谷村の会社員、渡嘉敷大雅さん(27)、王妃役が沖縄市の学習塾経営、スピーナ瑛利香さん(29)です。

2人は12日、琉球王国時代を再現するかのような華やかな衣装を身にまとって那覇市役所を訪れ、知念市長から認定証を手渡されました。

首里城の火災やコロナ禍の影響で、新たな国王役と王妃役が選ばれたのは4年ぶりです。

国王役の渡嘉敷さんは「琉球王朝をまとめたという力強いイメージを持って沖縄の魅力を発信したい」と話していました。

また、王妃役のスピーナさんは「強さの中にも優しさがある王妃を琉球王朝時代をイメージしてもらえるように務めたい」と話していました。

那覇市では来月3日から首里城復興祭が始まり、5日には4年ぶりに国王役と王妃役など総勢350人が国際通りをパレードする「琉球王朝絵巻行列」が行われます。