沖縄 与那国島 洞窟探検ツアーで不明 2人無事 1人捜索

沖縄県の与那国島で10日、洞窟探検ツアーの客とガイドあわせて3人が行方不明になり、このうち客とガイドの2人が11日未明に自力で洞窟から出て無事が確認されました。
残る男性客1人の行方が今もわかっておらず、警察などが朝から捜索することにしています。

警察によりますと、沖縄県の与那国島で10日午前10時半ごろから2時間半ほどの予定で洞窟探検ツアーを行っていた客の40代男性と50代女性の夫婦と、20代の男性ガイドのあわせて3人が夕方になっても戻りませんでした。

警察などが10日の日没まで捜索したものの3人は見つかりませんでしたが、11日午前1時ごろ客の女性とガイドの男性のあわせて2人が自力で洞窟から出て、その後、警察に連絡し無事が確認されました。

2人にけがはなく、ガイドの男性は「急に増水して水面から顔を出すのが精いっぱいの状態まで水位が上がり、3人が離ればなれになった。水位が下がったあと女性と合流でき、洞窟から出た」と話しているということです。

気象台によりますと、与那国島では10日明け方から昼すぎにかけて断続的に雨が降っていました。

警察は消防などとともに11日朝から残る男性1人の捜索を行うことにしています。