保育士確保に向け 保育園や認定こども園の合同就職説明会

保育士の確保が課題となる中、名護市で7日、北部地域の保育園や認定こども園が集まり、合同の就職説明会が開かれました。

この就職説明会は県が開いたもので、北部地域の保育園や認定こども園合わせて33施設が参加しました。

施設の担当者が会場を訪れた大学生や専門学生、それに保育士の資格を持つ人たちに、職場の雰囲気や待遇などを説明しました。

県によりますと、県内には保育園や認定こども園が881施設あり、保育士はおよそ1000人不足しているということです。

一方、資格を持ちながら子育てなどで職場を離れている、いわゆる潜在保育士が県内には1万3000人いるということで、県は新卒者に加え、こうした人たちの就職も後押ししたい考えです。

参加した県外の大学に通う学生は「働きやすい環境なのか、どういう子どもたちがいるのか聞くことができてよかった」と話していました。

県保育士・保育所総合支援センター 知花聡センター長は「保育士のイメージと現場は変わってきている。説明会を聞いて1人でも保育士になりたい人が増えてほしい」と話していました。

合同就職説明会は、与那原町の沖縄女子短期大学で今月21日と来月11日にも開かれます。