8月に沖縄を訪れた観光客 去年同月より13%余り増加

夏休み期間の先月1か月間に沖縄を訪れた観光客数は、海外からの観光客の回復が順調だったことから、去年の同じ月と比べて13%余り増えました。

沖縄県によりますと、先月1か月間に沖縄を訪れた人は72万8600人で、去年の同じ月に比べて8万7800人、率にして13.7%増えました。

このうち、国内から訪れた観光客は63万2200人で、21か月ぶりに前の年の同じ月を下回りました。

これについて、県は、夏休み需要に加えバスケットボール男子のワールドカップが開催されたものの、台風6号の接近で県内の空港を発着するおよそ2000便が欠航したためだとしています。

また、海外から訪れた観光客は9万6400人で、一部の国際線の再開や国際クルーズ船の入港によって去年の同じ月の100人から大幅に増加しました。

一方、県によりますと、国際線の運航本数が多い時に比べ半分ほどになっているため、外国人観光客はコロナ禍前の3分の1程度にとどまっているということです。

外国人観光客をめぐっては、中国政府が先月10日に日本への団体旅行を解禁していることなどから、県は今後、増加していくと見込んでいます。