玉城知事 県庁地下駐車場でPFOS含む消火剤漏出を陳謝

玉城知事は、県議会の9月定例会でことし6月に県庁の地下駐車場で有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFOSを含んだ泡消火剤が漏れ出ていたことを明らかにし陳謝しました。
その後、PFOSを含んだ水が県庁近くの川に流れ出て川からはPFOSが検出されたということです。

これは、27日未明まで開かれた県議会の9月定例会で玉城知事が明らかにしたものです。

この中で、玉城知事は、ことし6月、県庁の地下2階の駐車場で有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFOSを含む泡消火剤が漏れ出ていたことが確認され、その後、9月になってPFOSを含んだ水が外に流れ出たことを明らかにしました。

そして、「県民の皆様には多大な不安を与え、報告が遅れたことをお詫び申し上げます」と述べ陳謝しました。

県によりますと、PFOSを含んだ水が流れ出たのは県庁近くを流れる久茂地川で川からはPFOSが検出されたということです。

一方、26日の県議会では、PFOSが漏れ出たことをめぐって県政野党の自民党が県側から報告を受けていないと反発して審議が中断したほか、中断している間に与党会派の「おきなわ南風」の部屋で県職員2人が飲酒していたことが発覚したためおよそ8時間にわたって中断しました。

「おきなわ南風」に所属する議員4人も県職員と一緒にいたことから議員の申し出により議会事務局の職員立ち会いのもとアルコール検査を2度受けましたがアルコールは検出されなかったということです。

このあと「おきなわ南風」の4人の議員は各会派を回って陳謝したほか玉城知事に対しても「お騒がせして申し訳ありませんでした」と陳謝しました。