児童に絵本作家が作品の読み聞かせ”授業” 宜野湾市
宜野湾市の小学校で沖縄の絵本作家が作品を読み聞かせ、児童たちが物語作りを体験する授業が行われました。
この授業は、絵本の魅力を知ってもらおうと宜野湾市立はごろも小学校で行われ、5年生の児童およそ150人が参加しました。
授業では、沖縄の絵本作家たまきのりこさんが、ことし5月に初めて出版した作品を紹介し、ある女性の8歳から88歳の米寿を迎えるまでの人生を10年ごとにプレゼントされるカバンの種類とともに描いた内容を読み聞かせました。
そして、作品を通して何を伝えたいかやどんな登場人物を設定したかなど完成させるまでに考えたことなどを伝え、児童たちは真剣な様子で聞いていました。
そのあと、児童たちは4人ほどのグループに分かれて、学校の先生や人気アニメの主人公を登場人物にしたオリジナルの物語作りに取り組みました。
男子児童は「絵本を聞いて、物語をつくってみて楽しかったので、夢が広がった気がします」と話していました。
女子児童は「絵本をあまり読んでいなかったので、ほかの絵本や今日読んだ本ももう1回読みたいです」と話していました。
授業のあと、たまきさんは「最近、本離れといわれていますが、本や絵本を手にとって読む時間は大事だと思うので伝わればと思います」と話していました。