観光関連に特化した県主催就職説明会 宜野湾市

新型コロナが5類に移行し観光需要が回復に向かう中、沖縄県内では担い手が足りない状況となっていることから、観光関連の仕事に特化した県主催の就職説明会が、20日、宜野湾市で初めて開かれました。

この説明会は県が観光業の担い手不足を解消するため、観光関連の仕事に就きたい人と働き手を募りたい企業とのマッチングを図ろうと初めて開きました。

会場の宜野湾市の沖縄コンベンションセンターには、ホテルやバス会社、飲食業など23社がブースを出展し、担当者が具体的な仕事内容や福利厚生など、会社の魅力をPRしました。

参加したのは高校生から社会人まであわせて60人以上で、熱心にメモをとる姿が見られたほか、ホテルのブースには外国人も多く訪れていました。

参加した男子高校生は、「沖縄は観光が盛んなので仕事で役立ちたいという思いがある一方で、土日に休みが取りにくい点に難しさを感じています」と話していました。

宮古島にあるホテルのブースを訪れた専門学校生は「接客が好きだしリゾート地に住みながら働けるのが魅力だと思います」と話していました。

那覇市のホテルの担当者は「コロナ禍で観光業を離れた人も多く、リモートワークで働き方が変わった人もいてこの業界に戻ってくるのか不安がある。求職者が何を求めているのか知りたい」と話していました。

バス会社の担当者は「観光立県である沖縄の魅力をPRして人材を集めたい」と話していました。