玉城知事がジュネーブに到着 国連人権理事会で演説へ

玉城知事は日本時間の18日午後、スイス・ジュネーブに到着しました。
国連人権理事会でアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をはじめとする沖縄の基地問題について演説する予定です。

スイス・ジュネーブで行われる国連人権理事会に出席する玉城知事は、日本時間の18日午後5時ごろジュネーブの空港に到着しました。

玉城知事は出発前、「人権理事会は注目度が高いので非常に緊張している。沖縄の問題は沖縄だけの問題ではなく、本来は、世界共通の課題につながる深い問題だと伝えたい。問題認識をしっかり共有して、国際社会と団結していきたい」と述べていました。

玉城知事は5日間滞在し、18日は人権理事会に任命された特別報告者と呼ばれる専門家と面談し、アメリカ軍基地が発生源とみられるPFASによる環境汚染の問題などを伝えることにしています。

その後、各国の代表などを前に国際秩序をテーマに演説を行い、県民が反対する中、普天間基地の名護市辺野古への移設計画が進められていることなど沖縄の現状が人権に関わる問題であると訴え、国際社会の理解を広げたい考えです。