安室奈美恵さんの名前を冠した最後の花火ショー開催 宜野湾市

17日夜、宜野湾市で5年前に引退した沖縄出身の歌手、安室奈美恵さんの名前を冠した花火ショーが開催されました。
今回が最後となっていることもあって、会場には県内外から多くのファンが訪れ、あらためて安室さんの引退を惜しんでいました。

安室奈美恵さんは、1990年代から数々のヒット曲を連発し、社会現象になるほどの人気を集めましたが、5年前の9月に惜しまれながら引退しました。

その名前を冠した花火ショーは、「引退しても沖縄に貢献したい」という安室さんの意志を継ぎ、5年間の約束で行われてきたものです。

17日は、もともと安室さんが引退した9月16日に開催される予定だった最後の花火ショーが、宜野湾市のビーチで雨で1日延期となって開催され、県内外からおよそ1万2000人が訪れました。

花火ショーの前には、安室さんがかつて宜野湾市で行ったライブの映像が流され、会場は、実際に安室さんがいるかのような盛り上がりとなりました。

そして、午後7時すぎからは、ライブ映像に合わせておよそ1万2000発の花火が打ち上げられました。

クライマックスでは、曲にあわせて夜空が花火で埋め尽くされ、訪れた人たちの中には、涙を流す姿も見られました。

神奈川県から家族4人で訪れた女性は「最後だと思うとすごく残念ですが今日来られて本当によかった」と話していました。

埼玉県から訪れた50代の男性は「アムラーの人たちと聖地である沖縄で集まれるのは嬉しいので、花火は今年終わってしまうが、できれば来年もイベントをやってほしい。一生、死ぬまでアムラーです」と話していました。

東京から訪れた30代の女性は「こんなにファンの団結力があるアーティストはいないと思う。今の友達がほとんどアムラーなので、安室ちゃんが作ってくれたつながりを大切にしたいと思います」と話していました。