辺野古移設に反対する県内の議員有志 玉城知事支援を表明

アメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古での工事を、玉城知事が承認するかどうかが焦点となる中、移設に反対する市町村議会の議員で作る有志の会が16日、記者会見を開き、玉城知事の毅然たる行動を後押ししていく考えを表明しました。

普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐっては、県と国が争った裁判で県が敗訴し、県には工事を承認する義務が生じていて、移設に反対する玉城知事が工事を承認するかどうかが焦点となっています。

こうした中、移設に反対する県内の市町村議会の議員が有志の会を立ち上げ、16日、那覇市内でメンバー30人あまりが出席して記者会見を開きました。

議員たちは、県の敗訴について、移設工事に反対する民意などを否定するもので決して容認できないものだと指摘し、工事に反対する玉城知事の毅然たる行動を後押しすることや、県民の意思が生かされる自治の実現を目指すことを宣言しました。

このあと、メンバーの1人が「確かに諦めムードはあるが、過去の先輩たちもくじけそうになる気持ちを経験しながら頑張ってきたことを踏まえた上で諦めず続けていきたい」と話していました。

有志の会には、あわせて100人あまりが参加しているということで、それぞれの議会で移設工事の反対を訴えていくほか、玉城知事を支援するための具体的な取り組みなどについても検討していくということです。