沖縄の新たな特産品になるか 糸満漁港のかき養殖が本格化

沖縄に自生する県外とは異なるカキの養殖が、糸満市で始まっていて、沖縄の新たな特産品になるか期待されています。

糸満漁港で養殖が始まったのは「ポルトガルガキ」で、県外で養殖されている「マガキ」が冬から春にかけて旬となるのに対し、夏に食べ頃を迎えます。

また、小ぶりな身に甘みが凝縮しているのが特徴で、沖縄では県内各地の海域で自生しているのが確認されていました。

養殖に取り組んでいるのは、糸満漁業協同組合の漁業者の大浜公さんたちで、7年前から地元の沖縄水産高校と養殖できないか取り組み始め、産卵時期を特定するための調査も琉球大学とともに行ってきました。

ことしの生産量はおよそ100キロで、来年は、500キロから1トンを目指して、今月からカキの幼生を海から採取する作業を行っています。

大浜公さんは「県外の方でも国外の方でも沖縄ってかきおいしいよねとか沖縄ってかき有名だよねというところまでもっていければいいと思います」と話しています。