中学生大麻所持で県教委が緊急校長会 危険性伝える授業を指示

沖縄本島中部に住む中学3年生の男子生徒が大麻を所持していたとして逮捕されたことを受けて、沖縄県教育委員会が緊急の校長会を開き、子どもたちに薬物の危険性などを伝える授業を早急に実施するよう指示しました。

沖縄本島中部に住む中学3年生の男子生徒が大麻およそ0.1グラムを所持していたとして、先月、大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。

これを受けて沖縄県教育委員会は、県内の小中学校の校長を対象に13日から県内6つの地区で緊急の会議を開催しています。

このうち、那覇地区で行われた会議にはオンラインを含めて80人あまりの校長が参加しました。

会議では那覇教育事務所の大嶺悟所長が「児童・生徒を危険な薬物から守るため関係機関と連携し取り組んでいく必要がある」と訴えました。

また、県教育委員会は大麻の危険性を伝えるビデオを活用するなどして、薬物乱用防止に向けた授業を早急に実施するよう指示を出しました。

参加した校長の1人は「こんなに身近に大麻の使用が迫っているということに対して危機感を感じている。身も心も滅ぼしてしまう危険な薬物だということを指導していきたい」と話していました。