観光業人手不足で観光関連に特化した相談窓口 沖縄労働局

観光需要が回復に向かう一方、人手不足が深刻になっていて、沖縄労働局は今月から、観光関連に特化した相談窓口を設置するなど新たな取り組みを始めています。

新型コロナの感染法上の位置づけが5類に移行し、全国的に旅行マインドが回復する一方、観光業を支える働き手の不足は深刻になっています。

このため沖縄労働局は、今月から県内5か所のハローワークで、観光に特化した「観光関連求人充足キャンペーン」を初めて行っています。

この中では、「人材確保特別相談窓口」を設置して、求人票の内容だけでは不安を感じる求職者の相談によりきめ細かく対応して応募への後押しを行ったり、バスやタクシーの会社などによる小規模な企業説明会を開き、その日のうちに参加した人たちの相談に乗るサービスも行います。

また、ホテルで働いている人が部門別に仕事の内容を説明したり、求める人物像や待遇、福利厚生などを本音で語ったりするセミナーを3回にわたって実施するほか、ホテル業界の魅力を語るインタビューの動画を動画投稿サイトで公開するということです。

ハローワーク那覇の嶺井律雄所長は「より多くの求職者と求人者のマッチングによって、深刻な課題となっている人材確保の一手にしたい」と話しています。