偽ブランド品の輸入差し止め 前年より4割増加 沖縄地区税関

沖縄県を管轄する税関がことし上半期に知的財産を侵害するとして輸入を差し止めた件数は84件と前の年の同じ時期より4割増加しました。

沖縄地区税関によりますと管轄する空港や港、それに郵便局でことし6月までの半年間に偽ブランド品やコピー商品など知的財産を侵害するとして輸入を差し止めた件数は84件で、前の年の同じ時期と比べて24件、率にして40%増加しました。

品目別では、多い順に靴類が全体の39%衣類が31.4%、バッグ類が15.2%などとなっています。

また、今期は医薬品が4年ぶり、電気製品が2年ぶりに差し止められたということです。

沖縄地区税関は差し止め件数が増加した要因のひとつに去年10月から改正関税法が施行され、コピー商品などを海外の業者から個人で輸入することが禁止になるなど水際対策が強化されたことがあるとしています。
沖縄地区税関業務部の比嘉晶子知的財産調査官は「ネットショッピングなどで偽物の商品が販売されているケースもあるので、大きく割引されているものなどは本物かどうかきちんと確認して購入してもらいたい」と話していました。