首里城正殿に使う木材の端材から記念グッズ 首里城公園で販売

首里城正殿の柱などに使われる木材の端材から作られた記念グッズの販売が首里城公園で始まりました。
収益は樹木を植えたり育てたりする活動に充てられるということです。

記念グッズは、縦横2センチ、長さ12センチの国産のヒノキの角材で、「首里城正殿令和の復元」という文字と、正殿の絵柄が刻印されています。

置物にしたり、ひもを通してキーホルダーとして使えたりできるようになっていて、ヒノキの香りも楽しめます。

ヒノキはもともと、3年後の完成を目指している首里城の再建工事で、正殿の柱などに使うため県内外からの寄付金で調達したものでした。

この工事の過程で出たヒノキの余った部分=端材を「復元の記念に欲しい」という意見が来園者から多く寄せられたことから、首里城を管理している沖縄美ら島財団が障害者支援施設と連携して記念グッズの制作にあたったということです。

記念グッズは今月9日から1000点が首里城公園内のショップで500円で販売されています。

収益は、今後の首里城の修復などに向けて樹木を植えたり育てたりしている民間企業の活動支援に充てられるということです。

財団では「記念グッズを通して、より多くの人が復元に参加する機会になれば」としています。