12日は「水路記念日」沖縄の古い海図を展示 美ら海水族館

今月12日の「水路記念日」にあわせて、海の地図「海図」に関わる貴重な資料などを紹介する展示会が本部町で開かれています。

この展示会は、海図の作成を行う組織が明治4年9月12日に日本で初めて発足したのを記念して、第11管区海上保安本部が本部町の沖縄美ら海水族館で開いています。

会場には、アメリカのペリー提督が測量した幕末期の1853年の那覇港の海図が展示され、今は埋め立てられている場所にサンゴ礁が広がっていたことを知ることができます。

このほか、明治政府が海洋調査で最初に作成し、明治7年に刊行した那覇港の海図や、今の今帰仁村にある運天港の150年あまり前の海図、それに海底地形の調査方法などを紹介したパネルなども見ることができます。

第11管区海上保安本部海洋情報監理課の内田昌治課長補佐は「海図には通常は目に見えない水深や航路が描かれている。沖縄の昔の姿を海図から見ていただきたい」と話していました。

この展示会は今月29日まで開かれています。