JAおきなわが防災用の黒糖の缶詰を開発

栄養が偏りがちな避難生活などでミネラルが豊富な黒糖を活用してもらおうと、JAおきなわが防災用の黒糖の缶詰を開発しました。
風味が変わらずに食べられる期間が、従来のものの2倍に長くなっているということです。

この「おきなわ黒糖防災缶」は、県産の黒糖が、需要の減少で在庫過剰の問題に直面する中、JAおきなわが新たな活用策として3年をかけて開発したものです。

避難生活で多くの人に利用してもらおうと、特殊な加熱処理が施され、風味が変わらずに食べられる賞味期限が従来の黒糖より2倍長い4年になっているほか、消費者が手にしたあと少なくとも3年は保存できるようになっています。

また、添加物が含まれておらず、小麦などの食物アレルギー28品目を使っていないのも特徴です。

黒糖にはカリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

JAおきなわでは「栄養が偏りがちな避難生活などで活用してもらいもしものために役立ててもらえる存在としてほしい」と話しています。

「おきなわ黒糖防災缶」は、今月中旬からJA系列のスーパーで1缶750円から800円で販売される予定です。