台風11号の接近を前に 那覇でも暴風への備え

台風11号の接近を前に、県内各地で暴風への備えが進められています。

このうち那覇市では、奥武山公園にある「FIBAバスケットボールワールドカップ」の「ファンゾーン」と呼ばれる会場で、パブリックビューイングのための大型モニター2台が撤去されていました。

また、会場内で列を整えるための柵も次々と片付られていました。

FIBAによりますと、観客やスタッフの安全を考慮した結果、31日と9月1日の2日間、「ファンゾーン」での催しは県内3か所の会場とも中止することにしたということです。

9月2日以降については、台風の進路などを見て判断するとしています。

また、国際通りでは、ビルの工事現場に設置された防護ネットが強風であおられないよう、工事関係者がネットをたたんでロープで固定する作業に追われていました。

一方、今月初旬の台風6号でアーケード街の屋根がところどころ破れた平和通り商店街では、まだ破れたままになっているところもあり、商店街で働く人たちは続けざまに接近する台風に疲れた様子でした。

ドライフルーツを販売している会社の社長は「アーケード街の屋根はこれまでの台風でも何度か破れているため、保険が適用されにくくなっていて、修繕費用のやりくりが難しくなっています。台風が早く過ぎ去るのを待つしかないですね」と話していました。