辺野古 抗議活動の市民は「県は反対の姿勢を貫いて欲しい」

アメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古での軟弱地盤の改良工事をめぐる裁判で、県の敗訴が確定する見通しとなったことについて、工事への抗議活動を続ける市民などからは「県は反対の姿勢を貫いて欲しい」といった声が聞かれました。

名護市辺野古の埋め立て予定地に隣接するアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前では、県の敗訴が確定する見通しとなったあとも、かわらず抗議活動が続けられています。

25日朝9時すぎには、移設工事に反対する市民など10人余りが抗議の声をあげながら座りこんでいて、警察官からダンプカーなど工事車両が通行できないなどとして立ち退くよう促されていました。

名護市の60代の女性は「アメリカ軍基地が沖縄に多くあるのに新しい基地を造るのは考えられない。埋め立て工事を行う場所は軟弱地盤などの問題があるので抗議を続けていきたい」と話していました。

また大宜味村の80代の男性は「県に対しては辺野古の基地建設には反対だという姿勢を貫いて欲しい」と話していました。