泡盛消費拡大で 業界を代表する3社が初めて合同イベント開催

新型コロナウイルスの影響で低迷が続いてきた泡盛の消費拡大を促そうと、業界を代表する3社が初めて合同で価格を下げて泡盛を提供するイベントを今月下旬に開催することにしています。

合同でイベントを開催するのは久米島町の「久米島の久米仙」と読谷村の「比嘉酒造」、それに宮古島市の「菊之露酒造」の3社です。

3社によりますと、沖縄を代表する県産品の泡盛の消費量は、新型コロナウイルスの5類への移行などを受けて回復傾向にあるものの、感染拡大前の水準には戻っていないということです。

そこで泡盛の消費拡大を促して地元経済を盛り上げたいとして、若い世代をターゲットに3社の泡盛の「炭酸割り」を1杯200円で提供するイベントの開催を決めたということです。

業界を代表する3社が合同でイベントを行うのは今回が初めてで、今月24日と25日の2日間、夕方から那覇市に設置する会場で開催するということです。

「久米島の久米仙」の島袋正也社長は、「日ごろは競合していても、互いに県産品を守っていくという使命もあるので、今回は協力し合うことにした。飲みやすい炭酸割りを通じて特に若い世代に泡盛の良さをアピールしていきたい」と話していました。