浮き輪追いかけ海に入った70代男性死亡 沖縄 うるま

15日朝、沖縄県うるま市のビーチで、知人の孫の浮き輪を追いかけて海に入った70代の男性が戻れなくなり、意識不明の状態で消防に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

亡くなったのは沖縄県うるま市に住む70代の西銘郁和さんです。

中城海上保安部によりますと15日午前7時半ごろ、うるま市の具志川ビーチで、「浮き輪を追いかけて海に入った男性が戻れなくなっている」と一緒にいた知人の女性から通報がありました。

消防がボートで救助に向かい、沖合500メートル付近で、意識がない状態で浮いている西銘さんを救助して病院に搬送しましたが、死亡が確認されました。

海上保安部によりますと、西銘さんは妻とビーチの近くを散歩していたところ波打ち際で遊んでいた知人の孫の浮き輪が沖合に流されたため取りに行こうと服を脱いで海に入ったということです。

知人は西銘さんが、「沖合100メートル付近で戻り始めたものの、途中で動かなくなった」と話しているということです。

海上保安部は「50代以上の中高年層の事故が多く発生している。年齢を重ねると体力の低下や体調の変化の影響を受けやすいため無理をしないでほしい」と呼びかけています。