陸自のオスプレイ 14日から飛行再開

去年、アメリカで起きたオスプレイ墜落事故の調査報告書を受けて、防衛省は陸上自衛隊が保有するオスプレイの飛行を見合わせていましたが、点検の結果、安全性に問題はないと判断したとして、14日から飛行を再開していることが分かりました。

去年6月、アメリカのカリフォルニア州でMV22オスプレイが墜落し乗っていた隊員5人が死亡した事故について、海兵隊は人為的なミスではなく、エンジンとローターをつなぐクラッチの不具合だったとする調査報告書を先月21日に公表しました。

これを受けて、防衛省は報告書が公表された翌日の先月22日から、陸上自衛隊が保有するオスプレイの飛行を見合わせていました。

防衛省によりますと、保有する機体を点検したところクラッチに異常はなく部品を交換する必要がなかったうえ、本格的な飛行の前に機体を空中にとどまらせるホバリングを行い、異常がないか確認する措置を取っており、安全性に問題はないと判断したとして、14日から飛行を再開しているということです。

飛行の再開について、防衛省は現在、福岡県や佐賀県など九州の4つの県を含む関係するすべての自治体への通知を行っているということです。