警察や石垣市などが合同で水の事故防止を呼びかけ

夏休み中の水の事故を防ごうと石垣市の海岸で9日、警察や市などが合同で海水浴客にライフジャケットの着用などを呼びかけました。

この呼びかけは、石垣市と市消防本部、それに警察と海上保安部などが合同で海水浴客が多く訪れる米原海岸で行いました。

はじめに参加者は海岸の入り口に立ち、「水難事故多発、命を守るライフジャケット」と書かれた横断幕を掲げました。

このあと海岸にいる人たちに、岸から沖に向かう強い流れ「離岸流」が発生しやすい場所であることや、ライフジャケットの着用を呼びかけました。

また、子ども連れの観光客などに「海に入る時は子どもから目を離さないで下さい」などと声をかけていました。

警察によりますと八重山地方ではことしに入って先月末までに、水の事故に巻き込まれた人は11人にのぼり、このうち3人が亡くなっています。

埼玉県熊谷市から観光で訪れていた男性は「子どもの命は大切なのでしっかりとルールを守って海に入りたいと思います」と話していました。

八重山警察署地域課の上江洲誠指導係長は「この地域では天候が急変することもあるので最新の情報を確認し、必ずライフジャケットを着用し海に入ってほしい」と話していました。