知事が台風被害の南城市のサトウキビ畑視察

玉城知事は7日台風6号によって被害が出た南城市のサトウキビ畑を視察し、県としての対応を早急に取りまとめる考えを示しました。

およそ1週間にわたって県内各地に影響を及ぼし続けた台風6号によって、県内では農林水産業への被害が広がっていて、県の調査では、久米島の被害や再接近による被害を含まない速報値でも、サトウキビの被害額は、4億7000万円余りに上っています。

7日午前、玉城知事は被害を受けた、南城市の玉城地区にあるサトウキビ畑を視察し、南城市さとうきび生産組合の役員から、強風によって折れたり倒れたりしたサトウキビの被害について説明を受けていました。

生産組合によりますと、肥料や農薬、原油の価格などが高騰してコストが上昇する中、生産者たちは面積あたりの収穫量を上げて対応するしかなくなっていたということで、今回の被害でより厳しい状況になる見通しだということです。

視察のあと玉城知事は記者団に対し「補正予算等による生産支援など県としてどういった対応がとれるのかついて早急にとりまとめたい」と話していました。