台風による高潮被害が出た名護市 住民たちが片づけに追われる

台風6号による高潮で、住宅地などに海水や砂が押し寄せる被害が出た名護市の東江地区では、住民たちが車庫などに入った砂を取り除くなど片づけに追われていました。

名護市の東江地区では5日、台風による高潮で道路や住宅地などに海水や砂が押し寄せる被害が出ています。

道路には高さ50センチほどの砂が積もっていたということですが、自治体が砂を一時的に撤去して車が通れるようになっていました。

また、住宅では住民たちが7日朝から車庫などに流れ込んだ砂をスコップで取り除く作業を行っていました。

美容室を経営する30代の男性は「駐車場が砂だらけになってすごかったです。怖かったですが、教訓になりました」と話していました。

また、この地域に住んで40年あまりになるという60代の男性は、道路が冠水して水位が上がり続けたため、近所の人たちと排水溝にたまった草などを取り除いて対応したということです。

男性は「排水溝の草の除去作業を行ったことで、浸水を防ぐことができました。台風対策の土のうも流され、怖さを感じました」と話していました。