居酒屋がカレーを無料で提供 台風で食べ物に困っている人に

那覇市の飲食店のオーナーが台風で食べ物に困っている人たちに食べてもらおうと、温かいカレーライスを無料でふるまいました。

那覇市松川にある居酒屋では、1日の夜から3日朝まで停電が続き、冷蔵庫が使えませんでした。

食材を保護するために、普段は水割りなどに使う氷を、冷蔵庫に入れて冷やす対応をしま2した。

こうした食材を使い、台風で食べ物に困っている人たちに温かい料理を届けようと、2日と3日の2日間、カレーライスを調理して店に来た人たちに無料で提供しました。

用意されたカレーは、ゴーヤーチャンプルーに使う予定だったゴーヤーやポーク、肉じゃがにする予定だったじゃがいもやしたらき、それにもずくなど、居酒屋で人気の食材の入った特製のカレーです。

2日と3日あわせて25食分が用意され、3日は、昼前からSNSの呼びかけを目にした人が訪れていました。

オーナーの佐藤隼平さんは「いつもお世話になっている方々へのお返しと思ってやっています。カレーを食べてちょっとでも元気になって困っている人の役に立てればうれしいです」と話していました。

この店では、台風の影響で肉や野菜など十分な仕入れができないことから、ふだんの半分以下のメニューで、今夜から営業を再開するということです。