PFOS 農作物への影響の調査を 市民グループが県に求める

有毒性が指摘されている有機フッ素化合物=PFOSなどの問題に取り組む市民グループは31日、県庁を訪れ、アメリカ軍基地周辺の住民の血液から国が行った調査の平均値より高い濃度が検出されたとして、汚染の影響が農産物などに及んでいないか、調査するよう求めました。

県庁を訪れたのは、「PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会」のメンバー4人です。

このグループによりますと、去年、県内のアメリカ軍基地周辺の自治体の住民の血液を調査したところ、国がおととし、全国で行った調査の平均値の2倍から4倍近い高い濃度のPFOSなどが検出されたということです。

このため、31日はメンバー4人が県環境保全課の担当者と面談し、汚染源の疑いがあるアメリカ軍基地に対する立ち入り調査を早期に行うことや汚染された土壌や水の農作物や水産物への影響を調査することなどを求めました。

グループによりますと、担当者からは、立ち入り調査について「アメリカ軍から回答がない状態が続いている」という説明にとどまったほか、農作物などの調査については「所管する部署が違う」として明確な回答はなかったということです。

グループの共同代表で沖縄大学の桜井国俊名誉教授は「野菜や魚介の影響は調べられていない。県民の健康を守る義務がある機関が分析をして欲しい」と話していました。