北谷町の飲食店で食中毒 営業停止処分2日間

7月中旬、北谷町にある飲食店で食事をした8人が下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所は店で提供された料理が原因の食中毒として、この店に2日間の営業停止を命じました。

食中毒が発生したのは北谷町港にある飲食店、「Thaicoon」です。
県衛生薬務課によりますと7月20日と22日にこの店を利用した11人のうち、焼きそばやサラダなどを食べた20代から40代のあわせて8人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えたということです。
調査したところ症状を訴えた人のうち3人の排せつ物から食中毒の原因となる「サルモレラ属菌」が検出されたことなどから、県中部保健所は、店が提供した料理と原因と見られる食中毒として、この店に対し29日から30日までの2日間、営業停止を命じました。
県衛生薬務課によりますと、症状を訴えた8人はすでに回復しているということですが、ほかに2人が食中毒の疑いがあり調査が続けられています。
「サルモレラ属菌」による食中毒は、牛や豚、それに鶏肉を使ったり鶏卵を使ったりした料理で多く発生しています。
このため県では食肉や卵を取り扱った手指や調理器具はそのつど洗浄・消毒するほか抵抗力の弱い子どもや高齢者は卵を生で食べることは避けることなどを呼びかけています。