県内 先週の新型コロナ患者数 3週連続で減少

先週の県内の新型コロナの患者数は3週連続で減少しました。
ただ、県は「ことしは行動制限のない夏休みとなり、イベントも多く開催されるなど人の交流が活発になるため、減少が続くのか注視が必要だ」としています。

県によりますと、今月23日までの1週間に、県内54の医療機関から報告された新型コロナの患者数は1211人、1医療機関あたり22.43人でした。

前の週と比べると、およそ30%少なく3週連続で減少し、推計される患者総数は5680人となりました。

地域別でみると、南部保健所が32.21人、八重山保健所が27.33人、中部保健所が20.5人、那覇市保健所が17.83人、北部保健所が15.2人、宮古保健所が15人で、すべての保健所管内で前の週を下回りました。

年齢別でみるとM横ばいだった20代を除き、すべての年代で前の週を下回りました。

ただ、80歳以上はほかの年代に比べて多く、県は、一部の病院や高齢者施設内でクラスターが発生している影響だとしています。

入院者数は27日午前11時現在474人で、26日より17人減りました。

コロナ患者を受け入れる重点医療機関など27機関では、感染などで出勤できない医療従事者がいることなどから、6の医療機関で救急診療、9の医療機関で一般診療の制限が行われているということです。

県保健医療部の担当者は「ことしは行動制限のない夏休みとなり、イベントも多く開催され、お盆も控えている。人の交流が活発になるため、このまま減少が続くのか注視が必要だ」と話しています。