大学生や専門学校生など対象の合同就職説明会 宜野湾市

来年春に卒業する大学生や専門学校生などを対象にした企業100社による合同就職説明会が開かれ、深刻な人手不足の中、担当者は、コロナ禍を経た業界の動向や会社の福利厚生などについて説明していました。

この説明会は県が開き、会場となった宜野湾市の沖縄コンベンションセンターには飲食業や観光業、それに情報通信産業や医療関連など、県内に本社や事業所がある100社がブースを構えました。

深刻な人手不足が続く中、各社の担当者は、コロナ禍を経た業界の動向や会社の福利厚生、それに、求められる人材などについて熱心に説明し、スーツを着た学生たちは、メモをとったり質問をしたりして、真剣なまなざしで聞いていました。

総合病院の説明を聞いた男子学生は「社会の役に立ちたいという思いが生かせる分野なので興味を持ちました。話を聞いてその思いが強くなりました」と話していました。

ホテルの説明を聞いた短大の女子学生は「沖縄は観光が盛んなので、ほかのホテルからも説明を聞いてみたい」と話していました。

県雇用政策課の嘉数哲主幹は「コロナ禍で学生たちはリモートでの面接が多かったので、対面で企業の話を聞けるのはミスマッチを防ぐ意味でも意義があるし、企業も人手不足解消に向けて人材を発掘してほしい」と話していました。