石垣市役所の旧庁舎跡地にホテルなどの複合施設建設へ

石垣市役所の旧庁舎の跡地について、ホテルや水族館などが入る13階建ての複合施設が建設されることになりました。

石垣市はおととし11月に新しい庁舎に移転し、商業地域にある旧庁舎の跡地利用について、民間主導でホテルを併設した複合施設の整備を目指していました。

去年12月からことし5月まで事業者を公募した結果、参加したのは1社のみで、地元でマリンレジャーやホテルの運営などを行う「ブルーマリン石垣共同体」が優先交渉者に決まったことを市がこのほど発表しました。

跡地には13階建ての大型の複合施設が建設される予定で、24時間営業のスーパーマーケットやホテル、それに水族館やプールなどが整備されることになっています。

また、市民サービス窓口も設置し住民票などの証明書を受け取ることができるということです。

施設の整備費だけでおよそ200億円かかるとみられ、借地料は50年間の総額でおよそ9億7000万円だということです。

石垣市の中山市長は「事業者がようやく決まり、これから先の地域の活性化に大きく貢献してもらえると期待している。港に近い場所なのでにぎわいのとれる町になるかなと思います」と話していました。

新しい複合施設は令和9年10月の開業を予定しています。